元獣医師の子育て記録

都内で猫2匹、多数のげっ歯類、ヒトの女の子1人を育てています。

妊孕性検査、そして妊娠

さて、排卵検査薬との戦いに破れた私には、ある一つの懸念が浮かんでいた。

「そもそもLHサージが起きていない…?排卵していないんじゃね…?」と。

だってあまりにも排卵検査薬の判定難しかったんだもん。基準と同じ濃さになったことなくねってかんじだったんだもん。

というわけで、一旦疑念を晴らすべくきちんと検査を受けることにした。ので、まずは産婦人科探し。なるべく家から近くて、ちゃんとしてそうなところをGoogleマップで検索。

ちなみにGoogleマップの病院に関する口コミは悪くなりがちなのであまり真に受けない方がいい。よくよく読むと「それお前が悪いじゃん」みたいなのも多い…。

 

私は駅チカで、家からも徒歩圏内で、ネット予約できる病院を選んだ。電話苦手だから電話予約したくなくて…。

あとは院長の経歴がちゃんと書かれていて、ちゃんと専門医資格を持ってて学会に加入しているのもポイントだった。当たり前だけど。あと欲を言えば女医さんが良かったけど、家からの近さは代えられなかったので、男性院長に見てもらうことに。

結果的には院長さんの説明は丁寧でわかりやすく、特に不満もなかったので良かったが、変えるのも面倒なので病院選びはなかなか緊張する。マッチングアプリで知り合った人と会うようなドキドキ感がある。知らんけど。

 

妊孕性の検査は、まず普通の血液検査をした。私の場合はLHがちょっと基準値より低いけど、プロゲステロンは正常値だし、他の項目にも問題ないしでこれが原因ではなさそう…という話。

血液検査に問題がなかったので、次のステップとして卵管造影検査を勧められ、これを受けることに。

この検査は膣から造影剤を入れてバルーンで栓をし、X線で撮影して確認する…というもの。バルーンを入れている間は生理痛と同じくらいの痛みがあるので、もし怖ければ生理痛の時に飲むような鎮痛剤を飲んできてね、と言われていた。

ただ、私は生理痛が軽い方なので普段から鎮痛剤を飲むことはほぼないこと、あと「鎮痛剤なんて飲んだら負けだぜ!」という謎の縛りプレイ思想で鎮痛剤を飲まずに検査を受けた。

 

…が、めっっっっっちゃ痛い。まじでなめてた。生理痛とかそんなんじゃなくてもっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…。ちょっと考えたら痛いのは当たり前なんだが。内臓を内側から圧迫してるんだから。痛みで吐き気を催したのは初めて。キリキリした痛みで呼吸は浅くなり、脂汗が出、看護師さんに「なめてました…痛いです…鎮痛剤飲んでくればよかった…」と泣き言を訴えるも、看護師さんもどうしようもないので苦笑いされる始末。バルーンを入れた処置台からX線の部屋まで移動し、また処置台に戻ってこなければいけないという過酷な旅。

そんな旅を終え、バルーンを抜いてもらった瞬間の爽快感と言ったら。抜いた瞬間マジで痛くなくなってこの世はHappy♪とルンルン気分で結果を待った。

結果は「異常なし」。つまり私には妊娠できない理由が特に見つからない…という結論だった。

 

ここまで来たら、もう一つ考えなければいけないことがある。そう、男性側に問題がないか?ということである。不妊の原因は女性に求められがちだが、当然男性側にある場合もある。データによりまちまちだが、だいたい不妊の原因の25〜50%くらいは男性にも原因があると言われている。

でも、私は夫に検査を勧める気は微塵もなかった。もし夫が原因で子供ができないのであれば、それはそれでもう良しとして、二人で生きていくつもりだったからである。夫が「子供?できたら育てるけど…」と妊娠自体にあまり前のめりじゃなかったのもあったが、男性の不妊検査はプライドを傷つけられることもある…と聞いていたので、彼のプライドを危険に晒してまでお互いに子供欲しくないな、と思っていたから。

ちなみに、ここまで検査を受けたことを夫には一言も話していなかった。私に原因があれば私だけ治療すればいいし、原因がなければそのままでいいと思ってたので。

 

なので、男性側の検査はせず、とりあえずタイミング法を試すことに。エコーで卵巣を見てもらって、この日に排卵しそう…というタイミングを図っておせっせする方法である。排卵検査薬と違って自分で判断しなくていいので気楽。

早速卵巣を見てもらい、排卵予定日の目処がついたものの、なんとその日は私が法事で2日ほど家を空ける日/(^o^)\オワタ

そう先生に伝えると、「じゃ、じゃあ家をでる前日と、帰宅した日とで念の為2回やってみてください…」と困り顔で告げられた。てへ。

 

んで、言われた通りにやったら一発で妊娠した。てへ。

もういい歳だから妊娠検査薬買うのも別に恥ずかしくなかったので普通に薬局で買ったが、今はネットでも買えるのでいいね。

 

次は妊娠判明の思い出を書く予定。