離乳食の記事↓でも書いたが、娘はまーーーーーミルクも飲まなかった。
ミルク缶に表示されてる推奨量なんかとてもじゃないけど飲めない。もうすぐ1歳になるが、1回に200ml飲んだことは一度もない。1日に飲んだ最高記録は830ml…。
厳密に言うと、ミルクは生後1ヵ月半くらいの時に急に飲まなくなりました。
それまでは与えたら与えた分だけ飲んでいて、あまりにも急に飲まなくなったので具合悪いのか!?と思って熱を測りましたが、平熱。
ほぼ母乳は与えていなかった(というか乳首くわえさせても全然吸わないのでめんどくなってやっておらず、帝王切開から退院後にはほぼ完ミになってました)ので、哺乳瓶拒否とかそういう問題ではなさそう。
どうやら生後3ヵ月くらいから赤ちゃんにも満腹中枢が発達してきて、ミルクを飲まなくなることがある…らしいのですが、1ヵ月半ぞ??早すぎん??????
しかし健診でも特に異常は指摘されず、一応体重も鈍いながらも増えていたし、何より毎日ご機嫌で元気だったので、本当に病気とかではなく単に気分で飲まない…ということでした。
でもいくら気分で飲まないって言ったって、1回に10とか20mlしか飲まなかったら親としては栄養ゥー!と焦るわけで、なんとかして少ないながらもせっせとミルクを飲ませていました。
ということで、ミルクを飲まない娘にやってきたことを連ねていきます。
効果がなかったこと
ミルクの種類を変える
飲みません。そんなんで飲むようになるなら苦労しません。ちなみにうちでは産院で使っていたその流れでアイクレオを飲ませていました。でもほほえみでもはいはいでも平等に飲みませんでした。うちの子博愛主義なのかも。
乳首の種類を変える
飲みません。うちではピジョンの母乳実感乳首↓を使っていたので友達からもらったチュチュベビーの乳首に変えてみましたが、一滴も飲みませんでした。一滴も。
乳首の大きさを変える
飲みません。だからそんなので飲むようになるなら苦労しません。MだろうがLだろうがクロスカットだろうがスリーカットだろうが新しかろうが古かろうが飲みません。
ミルクの温度を変える
多少関係しますが、劇的に飲むわけではありません。娘は気持ち熱めが好きなようで、ぬるいとまったく飲みません。なので冷めてしまった場合はレンチンで温め必須です。
飲ませる人間を変える
飲みません。私が飲ませても夫が飲ませても一時預かりの保育士さんが飲ませても飲みません。
哺乳瓶を緩める
飲みません。どうやら哺乳瓶を固く締めてるとミルクが出づらくて飲まないらしい!という話を聞いて漏れない程度に少し緩めてみましたが、飲みません。口開けないんだから関係なかった。
角度を変える
飲みません。角度つけようがつけなかろうが飲みません。もしかしたら1°単位で娘の飲みやすい角度があるのかもしれませんが、そんなの毎回再現できません。
オムツを緩くする
飲みません。テープタイプでキツめに止めてるとお腹が圧迫されるので飲まない…という説を見ましたが、普通につけてたら別にぎゅうぎゅうになってるわけじゃないので飲みません。ミルク飲まない勢エアプか?
効果があったこと
寝ている間に飲ませる
寝ていると比較的多めに飲んでくれました。しかしこの作戦はかなり諸刃の剣で、熟睡していると一滴も飲みません。口から全部溢れてきます。なので、寝入った瞬間を見極め、素早くミルクを用意して与える必要があります。
娘が寝ている間はこっちも寝たいのですがそうもいかないので、なかなか過酷な作戦でした…。
抱っこしながら飲ませる
飲むことが多いですが、こちらのフィジカルが求められます。立って横抱きにしながら足を支えている方の手でなんとか飲ませるかんじです。主に泣いて飲まないときに効果的でしたが、持続可能な姿勢ではありません。二人いれば片方が抱っこして片方が飲ませる…とかもできるのですが、基本ワンオペだったので自分のフィジカル頼りでした。もってくれよ、私の体…!と思いながらやっていましたが、このときほど腕が4本ほしいと思ったことはありません。
競馬を見せながら飲ませる
これが一番効果的でした。何を言っているかわからないと思います。私が観測した限りでは、他にこんなことやってる人いません。
一般的に「テレビを見せながら飲ませると集中できずに飲まない」と言われているので私も最初はそのようにしていたのですが、ある時あまりにも泣いて拒否し、泣き止ます元気も上記の通り立ち抱っこして飲ませる気力もなかった時に、せめて泣き止むまでこっちの気晴らしに競馬でも見るか…とYoutubeで関屋記念の出走馬参考レースを見始めたのがきっかけでした。
なんとレース映像が始まった瞬間、号泣していた娘がピタリと泣き止んだのです。泣き腫らした目で食い入るようにレースを見ていたんです。
これ幸いとばかりに競馬を見ている娘の口に哺乳瓶をぶちこむと、なんと完飲したのです。競馬を見ながら。
この時期は作った分完飲するのなんて本当に稀で、娘が一体今どのくらいの量のミルクを飲みたい状態なのか?を推測しながらミルク量を決定するというギャンブルをしていました。チキって少なく作ると機会損失になりますし、かと言って多すぎればミルクの廃棄に繋がります。
「娘がミルクを飲まないのではない、私がギャンブルに弱いのだ」と思うことで心の平安を保っていたのです。
(余談ですが飲み残したミルクは、集めて大人が食べるちぎりパンの材料にしていました。牛乳で作るよりもちっとした感じに仕上がっておいしいです)
ともあれ「競馬を見せながらだと何故か飲む」ということが発見されてから、かなり状況は好転しました。それまではミルク量を稼ぐために頻回少量でなんと1日に9〜11回ミルクを与えていたのですから…。母乳じゃねーぞミルクだぞ。
それでも全然量を飲む方ではなかったですが、でも泣いて拒否されないだけこっちのメンタルがだいぶ楽です。
それから、ミルクを飲ませるときは必ず競馬を流しながら…というのが我が家のルーティーンになりました。ちなみにおすすめはJRA公式が公開しているオジュウチョウサンのプレイリストです。
オジュウチョウサンのプレイリストの何がいいかと言うと、
- 障害レースなので1レースが長く、途中で途切れることが少ない(主にマイル・スプリントで活躍したグランアレグリアなんかは1レースが短いので細切れになります)
- 長期に渡って活躍したためプレイリストに入っているレース数が多く、ミルクを飲ませている間にプレイリストが終了するといったことが絶対にない(上記同様、グランアレグリアだとプレイリスト自体がすぐ終わってしまいます)
- 馬が走るだけでなくジャンプするので映像的にも変化があって楽しい(多分)
もう本当にオジュウチョウサンには足を向けて寝られません。オジュウチョウサンのおかげで娘が育ったと言っても過言ではありません。レース映像見すぎて実況聞いたらどのレースなのかわかるようになりました。好きなレースはカラ馬となったラグジードライブに致命的な不利を何度も喰らいながらも勝ちきった2016年東京ハイジャンプ、大逃げタマモプラネットを格が違うとばかりに楽々退ける2017年東京ハイジャンプ、そしてもちろん大逃げアップトゥデイトとの最後の直線の攻防、「前王者か!現王者か!青い帽子2頭の追い比べに変わる直線!」が激アツの2017年中山大障害です。この3つは死ぬほど再生したので、公式の再生回数のうち100回くらいは私です。実況も完コピです。あとは2021年中山大障害もいいですね。さすがに衰えが見られ始めた中での復活のゴール、ゴール後にブラゾンダムールの西谷騎手がオジュウチョウサンの石神騎手の肩を叩くシーンがとても好きです。
話がだいぶ逸れましたが、以上、ミルクを飲まなくて困っている方のヒントになれば幸いです。
また、個人的な興味として気になっているので「うちの子も競馬見せながらならミルク飲みました!」なんてことがもしあればコメントいただけると嬉しいです。